2021年07月07日

アイドリングストップ車リコール

トヨタが一部のアイドリングストップ車でリコールだそうです。
制御プログラムが合わず、バッテリーが早期劣化してエンジンがかからなくなる恐れがあり、プログラムの書き換えを行うとの報道がありました。ヤリスでアイドリングストップ車設定をなくしたことなど、最近アイドリングストップ車の評判がかなり悪いように思えます。

それはさておき、今回の問題はバッテリーの制御がズレていた、ということなのでしょう(確認していないのですみません)。最近の車は、エンジンがかかればいつでもバッテリーを充電するのではなく、走行状態やエンジンの負担に合わせて「随時」充電するようになっています。ところが、鉛電池は充電不足状態に非常に弱く、強いて言えば99%の充電でも1%が劣化するので100%の充電にしなければ劣化進行する性質があります。
アイドリングストップ車用電池はこれを改良してその進行速度を遅くしたものですが、あくまで「遅くした」だけなので劣化は進みます。今回のプログラム不適合はこの辺りの条件設定がうまくできていなかったのではないでしょうか?

このように、電池の制御は大変デリケートで、今回は電池の環境温度も大きな要素であったとのこと。
電池のことと電気のことを両方深く理解できるエンジニアはごくわずかしかいません。従って、両方の技術者が理解しあう必要があります。ここに電池の利用の難しさがあると常々感じています。だからこそ、今後電池を利用するときに他者との差別化が可能な部分ともいえるでしょう。

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posted by 電池のコンサルPlan Be at 22:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2021年03月24日

日本は遅れてる?進んでる?

EVで日本が出遅れている、既に周回遅れだ。
いやいや、技術は蓄積されていていつでも作れるんだ。
EVになると失業者があふれる。
日本の車が売れなくなる。

色んな話が出回っています。
私もあちこちで様々な見方を聞いてきました。

私なりの解釈です。



今、変わらなくてはならない時代なのだ!



というのが世界共通認識だと思います。
そして、


同じ変わるなら土俵ごと変えてしまえ!



戦場が変わればスタートラインからルールから何もかも
仕切り直しです。
今までの実績や経験は役に立たない世界が現れます。

日本が勝っている負けているの議論はこれまでの土俵が
この先も続く前提ですね。
IoT、DX、xEV、xEMS・・・
土俵から作ってしまおう、という根本からの見直しだと思います。

ルールが決められた中で最大パフォーマンスを発揮するのは
日本の得意とするところですが、
新しい仕組みを作ってそこへ人を引き込む、というのは
日本の苦手とするところではないでしょうか?

あるセミナーでは、自分の本業は顧客に無料でサービスし、
そこに集まるデータを利用することで儲けるのが
今のGAFAであり、DXの本質だ、と話されていました。
全くその通りだと思います。

自分の本業で、主役を狙うのがこれまでのビジネス。
これからは自ら主役を降りるのです。
トヨタのウーブンシティがそうでしょう。
クルマメーカーが、クルマではないところを考える。
他者を主役にする、脇役でこそ自分が活躍できる、
活躍の場は今までの発想にない拡がりが見つかる。

期待されているのはそんな姿ではないでしょうか?

TOYOTA NEWS #104|続報 Woven City トヨタ中間決算 質疑応答#3|トヨタイムズ
posted by 電池のコンサルPlan Be at 09:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記